【技能実習】Q101:監理団体の監査業務を労務管理に詳しい人や通訳人にアウトソーシングできますか?

2021/10/14

Q&A 運用要領 監理団体

t f B! P L

回答

監理団体の監査については専門知識が求められるため、詳しい人にアウトソーシングした方がしっかりと実行できると考えるかもしれません。

しかしながら、監理団体の監理事業は主務大臣から許可を受けて行う者であるため自ら行わなければならず、他の人や会社に業務委託できる業務は限られています。

監査については委託可能な業務に入っていないため、アウトソーシングを行うと許可を受けた名義を他人に貸して監理事業を行わせたことになり、技能実習法違反となります。

通訳業務自体は委託可能な業務ですが、通訳人に監査まで委託することは同様に違反となります。

監査で委託することが可能な業務

監理団体の役職員の監査業務を補助者としての業務であれば委託することが可能です。また、法定の3か月に1回という頻度の監査を上回る回数の監査であれば委託することも可能です。

まとめ

労務管理に詳しい人や通訳人に監査業務を丸投げすることはできないので、補助者として同行を依頼しましょう。

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 労働災害防止、外国人技能実習、労使紛争解決援助、各種ハラスメント防止、男女雇用機会均等などのスペシャリストです。

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